なぜ、多くの人が終活に取り組むのかが分かった言葉。
暑くなったり、寒くなったりと、忙しい沖縄県那覇市です。
体調を崩さないように気を付けましょうね。
今日は温泉とサウナに入って体を温めてきました。
温泉から上がって2時間程経ちますが、まだ体がポカポカしています。
沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!
人は最後まで良い人生を生きたいと思っている
2018年3月に公益財団法人沖縄県メモリアル整備協会主催のメモリアル終活セミナーで登壇させていただきました。
同協会の上級終活カウンセラー東恩納寛寿さんの「現代の終活事情」と僕の「円満かつ円滑な幸せな相続の準備」の2部構成で開催されました。
先に講演した東恩納さんのお話に聞き入ってました。
「終活」とは、「終焉活動」または「終末活動」の略で、週刊朝日が創った造語です。
終活なる言葉が一般的に使われるようになったのはここ10年位ではないでしょうか。
終活は「人生の終わりの活動」でもありますが、終活が聞かれるようになった背景には、急激に進む少子高齢化社会において、高齢者の皆さんが自分の子供や家族に迷惑をかけないように、人生の締めくくりの準備を自ら行うということにあります。
他者に迷惑を書けないという、日本人の気質にあっていますね。
もちろん、親が高齢化により困り、迷惑だという家族ばかりではないと思いますが、現代の家族の在り方においては、核家族化が進み、県外または海外に住む家族もいたり、親せき同士の関係性が気薄になってきている中で、迷惑をかけたくないという気持ちは、あると思います。
終活では、生前の介護、終末期医療の他にも葬儀、弔い方、供養の仕方、相続の事など自分の人生の締めくくりにやってくるであろう事柄を考えることが中心になります。
そして、決めたことを終活の一環としてエンディング・ノートに書き記したり、相続の事は遺言書に書き記したりするわけです。
ただ、終活を始めようにも何から手を付ければいいのか?何をしたらいいのか?が解らないというの実態のようで、終活を始めたいと思うけど、始められていない人が多数いるとの統計もあるようです。
そんな時に、東恩納さんなどの終活カウンセラーにご相談すると、やるべきことが見えてくるのです。
メモリアル整備協会は霊園の整備が主な業務ですが、お墓の販売、永代供養、海洋散骨や植樹葬など様々なご供養・弔い方法をご提案されていますので、お墓のこともご相談できると思います。
僕も東恩納さんのお話を聞いたのは、初めてでしたがとても勉強になりました。
ご自身の学んだこと(知識)と経験がマッチしていて、伝わるんです。
特にお母様を早くに亡くされて、お母様ご自身と東恩納さんにだけは、余命宣告されたことが知らされなかったことがとても残念だったと話されていたところは印象的でした。
お父さんやご家族の考えで、ご本人に告知しなかったそうですが、お母様は沢山のやりたい事があったろうに自分の死期を知らなかったことは、本当に無念だったのではないか、もっとお母様がしたいことをさせてあげたかった、と話されていました。
だからこそ、お元気なうちに皆さんにはエンディングノートを書いて、人生の終盤の準備をすると共に、やり残したことがないようにしてもらいたいと、熱く話されていた東恩納さんのお話を聞いていると、なんだか鼻の奥がツンとした感じでした。
僕の父親も66歳の時に亡くなりました。
長居闘病生活の末に亡くなりましたが、自分で葬儀のことなど考え、遺言書も遺していました。
父親が自分の早い死を自覚し、準備していたことを考えると、もっと出来ることもあったかもしれない、と考えてしまいますね。
東恩納さんが、終活カウンセラー協会の定義する終活の定義をお話してくれました。
終活とは
人生の終焉を考えることを通じて、
自分をみつめ、今をよりよく
自分らしく生きる活動のこと
このお話を聞いたときに「何故、多くの人が終活に取り組むのか」という疑問に対する答えが見つかった瞬間でした。
相続のことを考えるのも終活の一つ
僕も1時間ほど相続の話をさせていただきましたが、質疑応答が盛り上がり40分ほど時間をオーバーしてしまいました。
ご参加者の皆さんの相続に関する関心の高さを感じました。
中には近日中に相続問題で、東京に行かないといけない方もいて、具体的な質問がありました。
相続も終活の一環の問題として、遺言書を書く作業があります。
法的には拘束力のないエンディングノートと法的に拘束力のある遺言書の両方をうまく使い、終活が出来るといいのではないかと思いますね。
東恩納さんのお話にもあったように、終活は「今の自分を見つめ、この先の人生をより良くするための活動」です。
遺言書を書くことも、自分の人生の棚卸をして、財産の分与方法を決めることです。
遺言書を書いた皆さんも、気持ちがすっきりして、人生を楽しまれています。
家族を相続争いから守ることを自分で準備したのですから。
遺言書を書く方は、気持ちがすっきりして、穏やかに人生を楽しめると思うのです。
遺言書があれば、ご家族も安心だし、ご本人も安心。
皆が幸せになれると思います。
今後もメモリアル整備協会の東恩納さんとも連携しつつ、僕も終活の勉強をしていきたいと思います。
それがお客様にとって、有意義な事となるのであると思いますから。
一昨年のメモリアル終活セミナーでは、ボウタイをして、下はジーンズ。
少しジャズメンを意識してます。
ご参加者からも「行政書士は堅いイメージがあったけど、城間さんは違いますね。」と嬉しいお言葉を頂きました。
また、セミナーですから、役に立つ情報、分かりやすい話をすることは当然だと思っています。
それに加えて、ご参加者から「楽しかった。」、「面白かった。」といわれるのがとても嬉しいのです。
折角時間を割いてきていただいているのですから、楽しんでもらうことも大事っだと思っています。
遺言書とエンディング・ノートを書く理由
昨年のメモリアル終活支援セミナー東恩納さんのお話をお伺いしていて、思ったのは、遺言書もエンディング・ノートも自分の人生の終盤の準備ではあるのだけれども、書くことが目的ではないと改めて感じました。
自分の一度きりの人生を最後の瞬間まで楽しみ、充実したものにするために人生を振り返り、今の自分を見つめ、将来に思いをはせるものなんですね。
これからも、遺言書を書く意味を伝えていきたいと思います。
今日のJAZZ
事務所で静かなジャズを聴きながらブログを書いてます。
トランぺッター、チェット・ベイカーの《Everytime We Say Goodbye》を繰り返し聴いてます。
ピアニスト、ポール・ブレイとのデュオで、しっとりと聴かせてくれます。
日曜日をゆったり過ごすのに、いい演奏ではないかな。
相続セミナー・説明会情報
自主開催セミナー
「より良い人生を送るための終活と相続 ~幸せな相続の準備~ 説明会」
【開催概要】
◇開催年月日:令和2年2月27日(木)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください
【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「2/27セミナー参加申込」と入力お願いします。
本文にはご参加者人数、お名前と連絡先(電話番号)のご記載をお願いします。
【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)
詳細はここをクリックしてください。
【ラジオ番組パーソナリティ】
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならFMレキオのサイトでアプリをダウンロードすると日本全国、世界中で聴けますよ。
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