相続のことを考えると不動産は単独所有にした方がいいと思う理由。
午前中はラジオ番組「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオ80.6MHz)の収録でした。
先日観た映画「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」(監督ソフィー・フーバー)に感化されてブルーノート作品をお送りします。
もちろん、相続の話もしてますよ。
那覇のコミュニティラジオですが、スマホでも聴けます!
アプリのダウンロードはFMレキオのサイトからどうぞ。
放送は今夜(16日)9時からです。
お楽しみに!
沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!
不動産の相続は大変
沖縄は相続財産に占める不動産の割合が高く、平成29年度の国税庁などの統計によると全国平均41.9%に対し、沖縄は69.9%に上ります。
不動産は高額な財産である一方で、分割しにくい財産で、遺産分割もしにくい財産となっており、沖縄のみならず全国で問題となっています。
それが空き家・空き地問題にも鮒がっているようです。
不動産が分割しにくい財産であると同時に、少子高齢化が進み、不動産の相続が上手くいっていない現状も
過疎地に限らず、都市部でも空き家や空き地が目立つようになり、都市景観を悪くしたり、治安面で心配が出たり、野生生物の住みかとなって地域住民が困ったりしているケースが出てきているようです。
不動産と言えば、宅地、一戸建て、マンション、畑、山、田など様々だと思います。
しかし、この不動産が相続の時にネックになることも多いのです。
遺言書があり、どの不動産を、誰に、相続させる、と書いてあるのならいいのですが、遺言書のない相続はそれこそ山こそあります。
そうなると、不動産の所有者の名義を変えるには、遺産分割協議が必要です。
大抵の方が、その作業を嫌うようなのです。
書類の作成も面倒なのかもしれませんが、そもそも相続人全員で話合わないといけないことなので、皆さん面倒だと感じるようなんです。
確かにそれは、そうかもしれません。
家族といえども、相性が合わないとか、仲が悪いということもあります。
ましてや、お金の絡む相続の話し合いでは、いろいろな言い分があって話し合いは難航しますし、相続が原因で、関係が悪化することはよくあることですから。
そうなると、皆さん話し合いを先延ばしにしたり、かかわりあいたくないと考えるようです。
ですから、沖縄なんかでは誰が真の所有者かわからないような不動産がたくさん出てきているようです。
それは、空き家や空き地問題にもつながりますね。
僕が相談を受けたケースでは、相続人が60名以上いて、せっかくのいい土地があるのに、活用できていないケースを聞いたことがあります。
これは子や孫の代まで、引きずってしまっていて、皆が困っているケースでした。
結局裁判まで移行した案件です。
相続の準備をしてないことで、子や孫に裁判までさせたいですか?
相続の手続きを先延ばしにすることで、せっかくの財産を活かしきれなくなったり、経済的に助かるはずなのに役に立たなかったり、子や孫の代まで悪い影響を与えたり、ましてや空き家・空き地問題につながり地域住民に迷惑をかけたりするのです。
とにもかくにも問題が発生する前に、動きましょう。
遺言書がなければ、遺産分割協議をするしかありません!
また、遺言書があれば、相続手続きはとてもスムーズにいきます。
家族が、煩わしい思いをしたり、余計な争いに巻き込まれなくていいのですから。
ですから、家族が争わないように、「遺言書」を書きましょう。
「遺言書」を書くことは、あなたの最後の大仕事です。
不動産は単独所有が望ましい
僕は個人的には不動産は複数の者が共有するのではなく、単独所有にする方が望ましいと思います。
ご夫婦やご兄弟の場合でもそうです。
ご夫婦は離婚することになったとしても離婚協議で財産の分与方法を話し合えますから。
不動産を単独所有にした方がいいというのは、複数の人が共有していると不動産の処分や管理に皆の合意を得ないといけないため、不動産が行こう活用できなる可能性があります。
土地を売ろうと思っても共有者の一人が反対すれば難しいですし、共有の建物の維持管理、改築や立て直しなどにも皆の意見が一致しなければ進めることは難しいでしょう。
また、共有者が亡くなれば複数の相続人による共有状態が発生し、一つの不動産に何人もの所有者がいることになり、不動産の活用はほぼ無理になるものと思われます。
ですから、僕は不動産は単独所有がいいと思うのです。
生前贈与にしろ、相続にしろ、誰かが単独所有するように考えた方がいいのが不動産です。
今日のJAZZ
今夜(16日)放送のラジオ番組「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオ80.6Mhz)で取り上げたサックス奏者キャノンボール・アダレイの《Autumn Leaves》(枯葉)はブルーノート・レコードから出されたアルバム『Somthin’ Else』に収められた一曲ですが、実質的なリーダーはトランぺッター、マイルス・デイヴィスが実質的なリーダーとされています。
マイルスが不遇な時代を送っていた時にブルーノート・レコードの創業者アルフレッド・ライオンが何かとマイルスに手を差し伸べてくれたそうです。
しかし、マイルスは他のレーベルに所属していたので、ブルーノート・レコードからはアルバムは発表できずに一緒のバンドにいたキャノンボール・アダレイをリーダーとしてアルバム『Somthin’ Else』を制作したとのこと。
マイルスはのちに『Somthin’ Else』はキャノンボール・アダレイの作品だとは言っていたようですが、アルフレッド・ライオンに恩を報いようと制作した意図ははっきりしいているようです。
マイルスは、情には厚かったんでしょうね。
《Autumn Leaves》(枯葉)はシャンソンのナンバーですが、キャノンボール・アダレイとマイルスの演奏でジャズのスタンダードに押し上げられた曲です。
相続セミナー・説明会情報
自主開催セミナー
「円満かつ円滑な相続を実現する遺言書~幸せな相続の準備~説明会」
【開催概要】
◇開催年月日:令和元年10月30日(水)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください
【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「10/30セミナー参加申込」と入力お願いします
【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)
詳細はここをクリック。
外部招へいセミナー
当事務所の行政書士城間恒浩が登壇予定の他機関が主催するセミナーです。
◇「北谷町生涯学習プラザ」主催 ※北谷町在住・在勤者限定
タイトル:知りたい終活!これからの人生を見直す「ちょっと、気にする終活」講座 1回目
2部構成 ①「上手く生きるための終活」 ②「円満な幸せ相続の準備」
日時:令和元年11月1日(金)午後3時から6時
会場:ちゃたんニライセンター(北谷町字桑江467-1)
定員:70名(定員に達し次第受付終了)
参加費:無料
申込方法:お電話にてお申し込みください098-936-5287
詳細:北谷町生涯学習プラザHP
【ラジオ番組パーソナリティ】
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
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