【ブルーノートから6選】ブルーノート・レコード創業者アルフレッド・ライオンの「ジャズ愛」を知る。

台風19号の被害が少しずつ分かってきています。
死者も30名以上。
どんなに事前に備えても防ぎきれないことはあるのか、と自然の驚異を感じます。
今後の台風への備えのためにもこの教訓をメディアは伝えてもらいたい。
国は沖縄県名護市辺野古の埋め立てをしている場合ではない、埋め立て業者はすぐに被災地に向かわせて復旧作業に従事してもらうべきだと思うのは僕だけではないような気がします。
沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

映画「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」を観て感化された

映画「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」

ちょうど一週間前の7日(月)にジャズの最大レーベル「ブルーノート・レコード」の80周年を記念する映画「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」(監督ソフィー・フーバー)を観てきました。

それからというものブルーノート・レコードから出された作品を中心にジャズを聴いてますが、素晴らしい作品とミュージシャンが並んでいますね。

ブルーノート・レコードは1939年にドイツ移民の貿易会社に勤めめていたアルフレッド・ライオンが創業し、ドイツ時代の旧友フランシス・ウルフとともに数々のジャズ作品を生み出していきます。
ブルーノート・レコードは、これまで休業期間はあったもののジャズをはじめ数々の素晴らしいレコードを発売しています。

アルフレッド・ライオンは16歳の時にジャズを知り、ニューヨークへの移住を決意したそうで、その「ジャズ愛」は相当なものだったようです。
ジャズが好きなだけで、貿易会社の社員だったライオンはミュージシャンと直接交渉してレコードを作っていくのですから。
僕もジャズは好きですが、そこまでの行動力はないな・・・

ブルーノート・レコードでは、ライオンやウルフがミュージシャンに寄り添い一緒に音楽を作り上げていくことで、お互いの信頼関係が深まり、他のレーベルにない独特のブルーノート・サウンドが生まれたといいます。
ライオンとウルフのジャズ、音楽やミュージシャンに対する愛は今もブルーノートに脈々と受け継がれているらしい。

ライオンの音楽に対する愛が感じられるエピソードの一つを紹介します。
創業当時は商業的にはとても苦しい時代が続いていたそうです。
ただ、ライオンはミュージシャンたちにいいジャズを作ってもらえることだけを望んでいて、当時は他のレーベルではなかったリハーサルに報酬も払っていたそうです。
そうすることで、ミュージシャンもレコードを作ることに集中できたそうなんですね。

また、ライオンと共にブルーノートを育てたウルフは収録スタジオでカメラを構えミュージシャンの演奏の様子を記録していました。
その数々の写真はアルバムのジャケットにもなるのですが、ミュージシャンの自然体の様々な表情をとらえています。
ミュージシャンの数々の写真をみるとウルフのミュージシャンに対するリスペクトの気持ちが伝わってきます。

ライオンやウルフが育んだブルーノート・レコードの音楽はどれも素晴らしい。
今も、ジャズの分野を超えて素晴らしい音楽を生み出しています。
そこに感じられるのはジャズを愛したライオンとウルフのミュージシャンへのリスペクトとジャズが好きないつまでも少年のような心だったのではないかと思いました。

ということで、月曜日恒例のブ過去ログで紹介したジャズのまとめ記事です。
ブルーノート・レコード作品だけを紹介してますが、素晴らしい演奏ばかりです。

ちなみにミュージシャンの名前の後の《》内は曲名、『』内はアルバム名です。

ジョン・コルトレーン《Moment’s Notice》

昨晩(10/7)、観た映画のクロージングに流れていたのがサックス奏者ジョン・コルトレーンは唯一ブルーノート・レコードから出したアルバム『Blue Train』に収録された《Moment’s Notice》を紹介する。
劇中で流れてきた時に聴き覚えのある曲だと思ったらコルトレーンの曲だった。
とてもノリが良くて、元気が出るような、勇気が得られるような曲です。
コルトレーンは数あるアルバムの中でも『Blue Train』が好きだと答えています。
ブルーノートで制作した音楽は何かした違うのかもしれないですね。

ウェイン・ショーター《Fee-Fi-Fo-Fum》

一昨日(10/7)に観た映画「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」では沢山のジャズが流れていて、レコードのジャケット写真などもたあくさん映し出されていました。
その中でも印象的だったのが、映画の中でも進行役的な役割を果たしていたサックス奏者ウェイン・ショーターのアルバム『Speak No Evil』のジャケットです。
青色に映し出されたショーターと当時の日本人の妻テルコ・ナカガミが表紙になっており、ジャケットの一番上にはキスマークがあります。
ブルーノートのレコードのジャケットはカッコいいですよね。
今日(10/9)はアルバム『Speak No Evil』から《Fee-Fi-Fo-Fum》を紹介します。
タイトルの《Fee-Fi-Fo-Fum》の意味を調べていたら巨人や怪物のうめき声などを表すようですね。
そういえば、そんな風に聴こえるかも・・・

ハービー・ハンコック《Watermelon Man》

去った月曜日(10/7)に観た映画「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」では、ピアニストのハービー・ハンコックがサックス奏者ウェイン・ショーターと二人でインタビューに答えながら進行するドキュメンタリー映画でした。
ジャズの歴史を知る二人の言葉は興味深いものばかりでした。
二人と現在のブルーノート・レコードをけん引する若手ミュージシャンが共演する場面があったのですが、ハービー・ハンコックの演奏にに驚きを隠せずにいました。
「ハンコックの演奏は譜面の超えている」といったうような発言もあり、この言葉が映画のタイトル「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」にもつながっているようです。
今日(10/10)はハービー・ハンコックの代表作《Watermelon Man》を紹介します。
1962年の作品ですが、古さを感じない垢ぬけた曲です。

ホレス・シルヴァー《Song for My Father》

先日観た映画「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」の影響でブルーノート・レコードから出たジャズを聴くことが多い。
今日(10/11)はブルーノート・レコードの作品として1960年代半ばに大ヒット記録をしたピアニスト、ホレス・シルヴァーの《Song for My Father》を聴いている。
ジャズ・ロック風と言われる演奏でノリがいい。
アルバムジャケットにはハットを被った紳士が映っているがホレス・シルヴァーのお父さんらしい。
シルヴァーがお父さん向けに作った曲なんだろうね。

リー・モーガン《The Sidewinder》

僕のラジオ番組「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談(FMレキオFM80.6MHz)」のオープニングで流している曲はトランペッター、リー・モーガンの《The Sidewinder》です。
ブルーノート・レコードで大ヒットした楽曲の一つです。
いわゆるジャズ・ロックといわれる軽快でフレーズがとても印象的。
モーガンは1972年に33歳の若さで亡くなります。
愛人にステージの合間に銃撃されて亡くなった・・・

アート・ブレイキー《A Night In Tunisia》

若くして亡くなったジャズメンは多い。
25歳のときに交通事故で亡くなったトランペッター、クリフォード・ブラウンもその一人だろう。
若くしてジャズ界で存在感を示し、聴衆だけでなくミュージシャンにもおおきな衝撃を与えた存在だ。
今日(10/13)はクリフォード・ブラウンが参加したドラマー、アート・ブレイキーの《A Night In Tunisia》を紹介します。
ニューヨークのジャズクラブ「バードランド」でのライブを収録したもので熱気が伝わってきます。
当時のブルーノート・レコードのオールスターバンドと言われるメンバーによる演奏です。
素人の僕でさえクリフォード・ブラウンの音色には鳥肌がたちます。
まさに若き日に失われた至宝だったのかもしれません。

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那覇市松尾1-6-1
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申込方法:098-936-5287
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