相続に限らず葬儀やお墓のことも自分で準備する時代です。

こんにちは。
沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

葬儀やお墓の準備はご自身でというのが増えている

僕の仕事は遺言・相続関係の仕事ですが、人生の終盤を迎えるにあたっていろいろとご相談を受ける事があります。

葬儀の事、お墓の事や仏壇の事などもご相談を承ることも多い。

 

人が亡くなると様々な準備をしないといけないですよね。
相続手続きに限らず、役所での手続き、公共料金の解約・変更などすべきことが多々あります。
遺されたご家族も様々なことを考え、実行しなくてはならないので、案外大変な手続きです。

そんな中で、家族には迷惑をかけたくないと考える人がいて、ご自身で、葬儀の事、お墓の事、仏壇の事なども準備する人が増加しています。
葬儀社では葬儀の事前相談にご本人が出向き相談していて決めているケースもありますし、墓地管理会社ではお墓の生前購入や永代供養の手続きなどのご相談も増えているそうです。

ご相談される皆さんや準備される方は、とてもスッキリするらしいのです。
準備したことで、安心するのでしょうね。

僕の父も自分の葬儀の事は亡くなる2年程前にほとんど決めていました。
ですから、僕ら家族は葬儀社との打ち合わせは最小限に住んで、父とのお別れに集中できたのです。

また、お墓や仏壇の問題もありますね。
どこのお墓に入りたいのか、それともお墓を購入するのか、お墓や仏壇は誰に見てもらいたいのかなどなど色々決めないといけないですよね。

この辺も決めておくと、供養もスムーズに進むだろうと考えている方は増加していて、集合墓地のあるメモリアルパークなどではお墓の土地の分譲が始まると瞬く間に売れてしまうそうです。

葬儀やお墓のことを生前には決められなかったけど、希望を「エンディングノート」に書いておくこともいいのではないでしょうか。

 

 

城間家の墓

「葬儀なんて適当にやってくれ」が一番困る

最近も病床にある親御さんの相続の件で、お話ししている中で、葬儀屋、お墓、仏壇の準備の事も話題に上がりました。

その方は「自分の葬儀は適当にやってくれたらいい」とおっしゃるのですが、それが家族にとっては一番困るのですよね。

どなたかが亡くなって、葬儀をします。
そうすると親戚の中からこんな声が出ます。

「なんで、こんなに質素なの?」
「なんで、こんなに大げさにやってるの?」
「なんで、友達には知らせないの?」
「なんで、こんなに広く知らせるの?」
「なんで、こんなお花にしたの?」
「なんで、こんな引き出物なの?」

しかし、全て故人が決めていた事だったらどうでしょうか?

家族は説明できますよね。
「故人が望んだことで、故人の意思を最大限尊重しています。」

だから、適当にやってくれと言われたら、どんな形でやればいいのかが明確でないから、家族もいろいろ考えるわけです。
家族間で意見が合わなかったり、親戚から色々と言われたりすることがあるのです。

最後の故人とのお別れですから、そんなことで家族に気を使わせたくない、家族にちゃんと見送ってもらいたいな、と思う人がいるようなのです。

相続でも故人の意思が大事です

相続においても同じことが言えます。

遺言書のある相続とそうでない相続とでは、手続きも全く違ってきますし、ご家族の負担も大きく違います。

いくら家族とはいえ、お金のことで話し合うのは、大変なんです。
相続は、大なり小なり問題を引き起こし、場合によっては争いに発展することもあります。

ですから、故人の最終意思である遺言書を書いて、財産の分与方法をしっかり指定し、なぜこんな遺言書を書いたかを「付言事項」で遺してほしいのです。

 

葬儀、お墓や相続の準備は、あまりにも直前になると準備するのに大変だと思います。
心の整理がつかないことがあるかもしれないからです。

ですから、心も体も元気なうちに準備をしてもらいたいと思うのです。

今日のJAZZ

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