11月15日は「いい遺言の日」。今日も一ついい遺言の作成のお手伝いができました。


遺言書封筒

今日11月15日は「いい遺言(いごん)の日」だそうです。
金融機関のりそな銀行が2006年に日本記念日協会の認定を受けて制定したようで、りそな銀行の全国支店などでは「遺言・相続」の無料相談会などが開かれているようですね。
僕は「いい遺言の日」を知りませんでしたが、毎日のように遺言や相続のことを発信しているので、365日、遺言・遺言の日です(笑)
こういった活動が遺言書の作成促進につながるといいな、とは思います。
僕も遺言の大切さをこれからも伝え続けていきたいと思います。
こんにちは!沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

貴方の想いを伝える遺言にするために付け加える事

「いい遺言の日」の今日は、遺言書作成をご依頼されたお客様との遺言内容の確認と打ち合わせでした。
お客様は那覇市内で個人事業を営む方で、奥様に先立たれ、お子さんはおらず、推定相続人が兄弟姉妹や代襲相続人の甥姪が10名前後います。

相続人が多いと、相続が開始した時に話し合いがまとまらずにせっかくの財産が有効活用されない可能性があります。
お客様も自分の財産はお世話になった方に遺したいと考えて、遺言書を書くことを思い立ったのです。

相続人が兄弟姉妹の場合には、遺言書を書きさせすれば、兄弟姉妹には相続人の相続する最低限の権利である遺留分があありませんので、遺言者の想うような相続が実現できます。
お客様も自分の財産で、家族が争うようなことがあってはならず、そんなに沢山の財産があるわけでもないので、承継してくれる人をしっかり決めておきたいということでした。

今回のお客様の遺言書の本文では、財産の分与方法が主になりましたが、僕の方からもお客様のお気持ちを伝えるためにも「付言事項」をしっかり書くことをご提案しました。

「付言事項」とは遺言書の本文に付け加えるものですが、遺言者がなぜ遺言書を書いたのか、なぜこのような内容としたのか、ご家族への感謝の気持ちを伝える部分で、法的な拘束力はありません。

付言事項は法的な拘束力はないけれども、とても大事な部分です。
いってみれば遺言書に血が通い、想いが伝わる内容になる肝の部分だと思います。

財産分与の方法だけでは、伝わらない遺言者の想いが伝わるようになると思っています。
僕は付言事項を記載する時には、遺言者にお話をするなかでその想いをくみ取り、文字に起こすようにしています。
殆どの遺言者が、自分の付言事項を読んだ時に涙されます。
今日のお客様もそうでした。
僕ももらい泣きしてしまいました。

自分の想いを込めた遺言書が伝わるようにするためにも「付言事項」を書いてくださいね。

「いい遺言の日」に打ち合わせしたお客様は「とてもいい遺言書ができそうだ」と笑顔でおっしゃってくださいました。
お客様の笑顔を見るために、この仕事をしているんだと改めて感じたのです。

個人事業主としての学び

今日お会いしたお客様は40年以上個人事業主としてやってこられた方です。
僕と業種は違いますが、お話をしていて色々勉強になりました。

中でも「お金の支払い方が下手な人がいる」といった言葉には、強く共感しましたね。
お客様は「お金は出すから、入ってくると思っている。だから、前払いでも喜んで支払ってきた。支払うべきものを支払わない人には、お金は入ってこないよ。」とおっしゃられていました。
僕も個人事業主となり、お金をいただく難しさも感じていますが、個人で事業をしている方ほどお金払いがいいと、感じています。

この仕事を始めて個人事業主の大先輩方とお話する機会が増えたことも僕にとっては幸運だと思っています。
色々なことを学ばせてもらっています。
本当にありがたい。
これからも大先輩方とのおしゃべりを大事にしていきたいと思います。

今日のJAZZ

サックス奏者を紹介するシリーズ第三回目ですが、今日は今も現役で活躍しているソニー・ロリンズを紹介します。
ロリンズは音楽に対して真摯で、自分の求める音を追求しています。
マイルス・デイヴィスによればモダンジャズの父と言われその閃きに満ちた演奏方法で誰の追随も許さなかったバードことチャーリー・パーカーと同じようにロリンズは演奏していたといいます。
1950年代の末には人気絶頂期にあったにもかかわらず、突如活動を休止し、約3年もの間、表舞台から姿を消しました。
その時にも自分の求める音楽のために、表舞台あから去り、ニューヨークのマンハッタンとブルックリンを繋ぐウィリアムズバーグ橋で練習を重ねていたといいます。
自分の音に妥協を許さないロリンズらしい逸話ではないでしょうか。
今日は3年ほどの休止期間を経て復活したロリンズが制作したアルバム『The Bridge』(橋)を紹介します。
休止期間中に練習を重ねたウィリアムズバーグ橋にちなんだアルバム名です。
ちなみに、ニューヨークではウィリアムズバーグ橋を「ソニー・ロリンズ橋」に改名しようとの活動もあるとか。

【相続セミナー・説明会情報】

いまさら聞けない終活と相続と遺言のはなし ~幸せな相続の準備~ 説明会」

【開催概要】
◇開催年月日:平成30年11月27日(火)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください

【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「11/27セミナー参加申込」と入力お願いします

【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)

【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならFMレキオのサイトでアプリをダウンロードすると聴けますよ。
JAZZのリクエストや遺言・相続に関する相談はこちらへどうぞ!


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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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