【ジャズの奥深さを感じられる6選】初めてのコンサートホールでのジャズは全身が音に包まれていました。


北海道で大きな地震があり、甚大な被害がでています。
停電、物資不足、余震が続いており不安な日々を過ごしている方が沢山います。
北海道には親戚、友人や知り合いも多く、心配していましたが、SNSを通じて無事が確認できました。
早く普通の日常が戻ることを祈るばかりです。
こんばんは!沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

コンサートホールでのジャズ鑑賞は何事も経験することでわかることを改めて体感した

先週の8日土曜日のことですが、那覇市から車で高速を使えば1時間ちょっとの宜野座村文化センター「がらまんホール」で、北海道小樽市出身でニューヨーク在住のピアニスト野瀬栄進さんのジャズ・コンサートを鑑賞してきました。
実はコンサートホールでのジャズ鑑賞は初めてでした。
ジャズのライブはジャズクラブ、もしくは野外で聞いたことしかなかった。

今回のコンサートを企画した沖縄在住のジャズピアニスト林ユージさんから「ジャズクラブでなく、コンサートホールでがっつり聴くライブもいいですよ!」とメッセージをもらい、少し遠いけど行ってみることにしたんです。

宜野座村文化センター がらまんホール

当日、開演30分ほど前に会場に到着したのですが、コンサートホール内では飲食ができないので、ホールまでは沢山の人がコーヒーやビールを飲んで開演をまってました。

僕は車だったので、アルコールを飲めないことを悔やみながら会場で席を確保。
400名ほど収容のホールは幻想的な演出で、開演を待つばかりでした。

がらまんホール ブレブレですいません

コンサートは写真と動画は禁止。
スマホは機内モードにして、開演を待ちました。

400名定員の会場は7割方埋まっている感じでした。
多くの人がいるけど、ライトが落ちるとシーンと静まり返ります。

定刻より少し遅れてピアニストの野瀬栄進さんが鍵盤ハーモニカを演奏しながら出てきます。
このオシャレな演出に「鍵盤ハーモニカ!」と思ったのは僕だけではないと思いますが、誰も声を出さず、身じろぎする音もせずに、鍵盤ハーモニカからピアノのソロ演奏に移ります。

おそらく演奏されたのは全て野瀬さんのオリジナル曲ばかりだったと思いますが、沖縄の泡盛と伊江島にまつわる曲の演奏もありました。

野瀬さんの演奏は、バラードもあったのですが、全体としてはアグレッシブで、ホットな演奏と感じられました。

第一ステージは野瀬さんのソロ、第二ステージは沖縄で活躍されるベーシスト西川勲さんとドラマーのセバスチャン・カプタインさんが加わったトリオでのセッションが繰り広げられました。
野瀬さんとセバスチャンの二人が競い合うようなセッションがある中、西川さんが安定したベースラインで紡ぎだされる演奏は、熱く、気持ちのいい演奏でした。

ここで感じたのが、コンサートホールの音響の良さ。
音が体全体を包むような感じで、心地が良かった。
これが、ジャズクラブとコンサートホールでのライブの違いかもしれません。

バラードが流れてきたときには、目をつぶり、体を震わせるジャズの音に身をゆだね、気持ちが良かったですね。

第二ステージでは特別ゲストとして野瀬さんの友人でタップダンサーのサムさんが、加わりピアノトリオとタップダンサーのインプロヴィゼーション(即興演奏)が繰り広げられ、最高に盛り上がりました。

ジャズの醍醐味はインプロヴィゼーションです。
今回のコンサートでは、いつもと違う音の伝わり方とジャズの醍醐味である、インプロヴィゼーションが楽しめました。

ピアニスト 野瀬栄進 沖縄特別講演&CD

ジャズクラブのジャズライブとも違うジャズを経験できて、またジャズの楽しさにはまった日でした。
何事もまずは体験して、感じてみる。
そして判断するといいですね。

これは仕事にも通じるかもしれないです。

ということで、ジャズの楽しさをしみじみ感じている中で、月曜日恒例のジャズの振り返りブログです。
この6日間に本ブログで紹介したジャズを一挙公開です。
ちなみに《》内は曲名、『』内はアルバム・レコード名となっています。

マイルス・デイヴィス『Round About Midnight

人生の転換期というのは誰にしもあるのではないでしょうか。
ジャズの帝王と呼ばれたマイルス・デイヴィスが帝王の道を歩むきっかけとなったのが、1955年に亡くなったサックス奏者チャーリー・パーカーの追悼コンサートがニューポート・ジャズ・フェスティバルで行われました。
その時にマイルスは、セロニアス・モンクが作曲した《’Round Midnight》をオールスタ―バンドで演奏し、観衆に大絶賛を受け、大手レコード会社コロムビア・レコードの目にもとまり、プレステッジからコロムビアに移籍します。
1955年にはマイルスは初めてレギュラーバンドを編製し、コロムビア移籍第一号のアルバム『Round About Midnight』を1956年に発表します。
ミュートの効いた情緒的でありながら熱のあるマイルスと、ジョン・コルトレーン、レッド・ガーランド、ポール・チェンバースとフィリー・ジョー・ジョーンズのそうそうたるメンバーが脇を固める演奏の数々は人気を博し、マイルスの存在を一挙に世に知らしめることになりました。
マイルスはいつでも「いい音楽」を求めて演奏をし、手を抜かなかった。
一つ一つの演奏に集中し、いい演奏をしているからこそ大手のコロムビアの目に留まり、その後の不動の地位を確立していくのでしょう。
何事も集中し、目の前のことに力を注ぎ、いい仕事をすること。
そうすれば見ていてくれる人はいます。
これはビジネスにも繋がりますね。

チャーリー・クリスチャン《Up On Teddy’s Hill

不朽の名作と呼ばれる作品は、映画、舞台や音楽など様々な分野にあると思います。
ジャズにも不朽の名作は多い。
多くのジャズメンが夫々の時代に素晴らしい演奏、作品を残しています。
ジャズはブルースを基礎とし、ありきたりを嫌う精神で様々なジャンルが生まれてきました。
そんなジャズですが、アルバムタイトルに不朽のと意味の付く『Jazz Immortals』があります。
ジャズギターの開祖と言われ、ギターをリズムセクションからフロントに押し上げたチャーリー・クリスチャンのニューヨークのジャズクラブ「ミントンズ・プレイハウス」でのライブを収録したアルバムです。
なんと、1941年、77年前の収録で、貴重な音源としてジャズファンに聴かれているアルバムです。
まさに、不朽の名盤ですね。
今日(9/5)は、そのアルバム『Jazz Immortals』から《Up On Teddy’s Hill》を紹介します。
音のクオリティは低いですが、ライブ収録で、プレイヤーの演奏はもとより聴衆のかける声、拍手が聴こえてきて77年前にタイムスリップした感じがします。

マイルス・デイヴィス『Sketches of Spain

仕事においても自分の信頼できる相棒がいると最高のパフォーマンスを発揮することができるのではないかと思います。
僕も仕事をする上で、相性が良く、考え方が合う人と仕事ができると楽しいし、サクサク仕事が進むように思います。
トランペッターのマイルス・デイヴィスにも相棒がいました。
ピアニストであり、編曲家のギル・エヴァンスです。
マイルスとの共作も多く、マイルスの知恵袋と呼ばれたギル・エヴァンスは、マイルスにとって生涯、大事な人だったようです。
マイルスはギルとともに多くの名盤を制作していますが、今日(9/6)はスペイン音楽にインスパイアされた『Sketches of Spain』を紹介します。
ゆったりとした調和のとれたスパニッシュ・テイストの演奏が続き、これはジャズなのか?と思ってしまいますが、独特の世界観に圧倒されます。

デクスター・ゴードン《A Night In Tunisia

なんともやる気がイマイチと言ったときに聴きたい曲というのもあります。
元気が出るような、気持ちに火が付くような曲です。
ノリのいい、スカッとするような曲となると思いつくいくつかの曲の中で、今日(9/7)はサックス奏者デクスター・ゴードンのアルバム『Our Man In Paris』から《A Night In Tunisia》(チュニジアの夜)を紹介してます。
ジャズのスタンダードとなっている《A Night In Tunisia》ですが、ゴードンの演奏は鋭利な刃物で切り付けるような演奏です。
ゴードンがピアニストのバド・パウエルらとフランスで録音したアルバムから紹介しています。
フランスに滞在していたパウエルのことをモデルに映画化した『ラウンド・ミッドナイト』では、ゴードンが主演を務めアカデミー主演男優賞にもノミネートされたました。
ゴードンは見た目も渋いですからね。
実は映画はまだ観てませんので、近いうちにAmazon・プライム・ビデオで探してみようと思います。

マイク・モレロ《Airegin

ニューヨーク在住のSNSフレンドがジャズを聴きにいってきたとの投稿があり、彼女の言ったジャズクラブ「Smalls」のサイトを見たらギタリストのマイク・モレノのライブだったようです。
彼女の情報によるとニューヨーク在住のマイクではあるけれども世界中を飛び回る人気ジャズマンのようで、今日(9/8)から来日していて東京のコットンクラブでのライブに出演するようです。
早速、Youtubeでマイク・モレノの演奏を探してみたらいくつか見つかりましたが今日は《Airegin》を紹介します。
マイク・モレノ率いるクインテットでのホットな演奏が楽しめます。
モレノの演奏スタイルはいたってクールですが、高速演奏が凄い。
ちなみに《Airegin》はアフリカの国名「Nigeria」を逆から綴ったものでサックスの巨人ソニー・ロリンスの作曲です。

野瀬栄進《Awamori Dance

昨晩のコンサートで聴いたピアニスト野瀬栄進さんの演奏は激しく、アグレッシブな面が印象的でした。
静かなバラードもありましたが、全体としてはホットな演奏。
沖縄の泡盛を題材にした曲も2曲ほどありました。
そのうちの1曲《Awamori Dance》はニューヨークで泡盛を飲んでいて思いついた一曲だそうです。
激しく熱い、泡盛のジャズをおき聴きください。
紹介している動画では《Awamori Dance》ともう一曲弾いているようですが、聞き取れませんでした。

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【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)

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【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならAndroidはGoogle Playで「FMレキオ」、iPhoneはApp Storeで「Tunein Radio」で聴けます。
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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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