ご先祖様はバチを与えたりしない見守ってくださる存在です。


2018年 旧盆 ウークイ 次男坊

今日は旧盆三日目の最終日ウークイ(お見送り)です。
今朝もご飯をお供えして、次男坊と線香を手向けました。
ご先祖様もゆったりと過ごしてくださっているようです。
夜までご先祖様と語らいながらお客様をお迎えしり、親戚回りをしたいと思います。
こんにちは!沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

ご先祖様はバチを与えたりしない見守ってくださる存在です

昔ほど親戚は集まらないですし、大々的にはしていませんが、我が家も長男家なので、仏壇があり、年中行事は母親が中心になって行っています。

沖縄県は祖先崇拝に基づくご供養が多いものと思われます。
もちろん沖縄にも様々な宗教がありますから、全部のご家庭がということではないと思います。

ですから、旧盆、お彼岸、清明祭、十六日など様々なご供養の年中行事が行われています。
しかし、最近では沖縄も家族の在り方が多様化して、核家族化も進み、地方部や離島から多くの人が那覇市、浦添市などの沖縄でも仕事がある所へ移り住んでいることもあり、郷里に遺されたお墓や仏壇が多くあると聞きます。

僕も相続の話をしている中で、お墓やお仏壇の祭祀主宰について、悩んでおられる方を多々見てきました。
沖縄でも北部の方では、誰も仏壇にある実家に住む人がなく、月に一度または数か月に一度誰かが、掃除やお仏壇のお供え、お線香を手向けに行くとのことですが、そういったことができる方も高齢化してきていて、祭祀主宰が大変であるとのことです。

沖縄本島北部のある部落では、部落全体の人口がかなり減り、空き家も目立つようになったために、ご位牌を合祀する集会所的なところを作り、ご供養されているとも聞きました。

遺言書で祭祀主宰者を指定することも出来るのですが、誰を指名したらいいのか悩まれることも多いようです。
現実問題として、沖縄の祭祀主宰者は大変ですからね。

識名霊園にある城間家の墓

また、お墓も管理する人がいなくて、草木が生え放題、お墓にツタが這い、香炉の灰は亡くなり、お茶碗や花瓶が無残に割れているような無縁墓も増えています。
無縁墓とは言えないまでも、年に1度お参りに来れるかどうかといったような状況も多く管理が行き届いていないということです。

多くの皆さんがご先祖様をしっかりご供養したいとは考えているようですが、思うようにできないと悩んでいるようです。
また、自分の代での祭祀主宰はいいけども、将来的に子供たちがやっていけるのか?と考えることもあるでしょうね。

僕の家も長男は京都の大学に通い、将来は沖縄に帰ってくるかわかりませんし、次男も将来的には本土で暮らしたいと言っています。
この時代の流れですから、致し方ないでしょう。

そんな時に沖縄の皆さんが、言うのが「ご先祖様をちゃんとご供養ができなくてバチが当たる」というようなこと。

しかし、ご先祖様が自分の子孫たちにバチを与えるようなことはないと思います。
ご先祖様は子孫を見守ってくれる存在だと思いますから。

ただ、手入れの行き届かないお墓やお線香も手向けられないご仏壇には申し訳ないでしょうから、永代供養なども考えるとよろしいのではないでしょうか。

僕も毎日、朝と夕方には仏壇に手を合わせますが「いつも僕ら家族を見守って下さり、ありがとうございます。」と感謝の気持ちをお伝えしています。

ご先祖様の御供養を昔のようにするのは難しい事です。
でも、今できることを感謝の気持ちをもって行うといいのだと思います。

ご先祖様は、子孫を見守ってくださる心強い方々です。
決してバチを与える存在ではありません。

今年の旧盆も日ごろ見守って下さっているご先祖様に感謝し、しっかりおもてなしをしてお見送りしたいと思います。

祖父母の遺影。いつもにっこりと見守ってくれています。

今日のJAZZ

実家で見つけたCD「”聴く力”を育てる珠玉のジャズ聴き比べ」に収録されていた曲の一つがサックス奏者スタン・ゲッツの《Lover Come Back to Me》(恋人よ我に帰れ)。
短い曲ですが、最初から最後まで楽しめる演奏が続きます。
一貫してゲッツの演奏は柔らかな音色の中に力強さが感じられますね。
よっぽど彼女に帰ってきてほしいという思いが込められているのでしょうか。
サックス、ピアノ、ベース、ドラムスとギターのクインテットです。

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【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)

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【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならAndroidはGoogle Playで「FMレキオ」、iPhoneはApp Storeで「Tunein Radio」で聴けます。
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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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