知ってますか?相続が争いになる3つのケース。


昨日今日と北谷町美浜アメリカンビレッジに行ってきました。
友人の会食と仕事です。
その名の通りアメリカンな雰囲気の街は、大勢の人でにぎわってました。
僕も好きな場所の一つです。
こんにちは!沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

美浜アメリカンビレッジの観覧車の昼と夜

相続でもめる3つのケース

以前にある女性の方と少し相続のことで、お話をする時間がありました。

Kさん「城間さんは相続専門の行政書士なのね!凄いね!」

僕「凄くはないけど。専門ですよ。何かあったらご相談ください!」

Kさん「自分は大丈夫!財産なんてないから~~」

大方の方がこんな風に思っていると思います。
そうですよね。
相続が争続になるなんて誰も想像しないし、したくないかもしれません。

しかし、大したことはないと思っていても相続はもめちゃうんですね。
巷で良く聞く相続でもめる3つのケースについて解説します。

1.大した財産はないから争わない

実はこの考えが大きな落とし穴。
「大した財産はない」と言うのは、人によって感覚は違うと思いますが、例えば、財産が家族が住んでいる土地・建物だけだとしましょう。

家族構成は、子供のいない夫婦。
夫が亡くなりました。
遺言書はありません。
夫の父母は既に亡くなっていて、夫には兄弟が3名います。
相続する財産は、土地と建物だけ。
妻と夫の兄弟4人が相続人となりましたが、遺産分割協議がまとまらないと・・・
最悪のケースでは、この家と土地を売って、お金に変えて、遺産を分割することになります。
この家に住み続けることができると思っていた、妻は路頭に迷います。
実際にあり得る話なんです。

相続の準備がされていないと・・・

2.家族はみんな仲良しだから争わない

本当にそうですか?
お金が絡み合うと、仲のいい家族でも争うことは良くあることです。
そして、血がつながった親族ほど、骨肉の争いに発展することもあるのです。
家庭裁判所で争う多くのケースが被相続人の子供同士だということです。

相続において、家族は仲がいいから大丈夫!は幻想だと思ってください。
厳しい言い方ですが、現実なのです。

3.親がしっかり考えているから争いはおきない

親まかせは本当に大丈夫?
親は、大した財産はないし、家族も仲がいいから大丈夫!と思っていたら、すでに説明したような争いになることもありますよ。

日頃から、老後のこと、体が動かなくなった後のこと、お墓のこと、所有している財産のこと、遺言の有無など、少しずつコミュニケーションをとりながら家族でお話をしてみてください。
親は案外、楽観的に考えていると思いますが、実際はそうはいかないこともあるかもしれません。

相続争いを回避する方法

相続でもめる事が考えられる3つのケースを説明しましたが、どれもある程度、争いを避けることはできます。
「遺言」を書くことです。

あなたの財産を分割する方法を指定するのです。
あなたの最後の意思ですから、少々の不満はあってもご家族は理解してくれるのではないかと思います。
もし、遺言で、相続人間で差をつけるようなことがあれば、その理由も付言事項として書き記したらいいと思います。

例えば、「財産の全てを妻に相続させる」とするなら、なぜ法定相続分よりも多いのか、子供たちよりも多い財産を分けるのかを説明してあげればいいのです。

「お母さんは、苦しい時や辛い時、楽しい時に一緒にいて人生を送ってきた。
そして、少ないけれどもこの財産を築いた一番の功労者だと思う。
だから、お母さんに全ての財産を相続してもらう。」

なんて書いたらお子さんたちも納得するかもしれませんね。
また、争いが起こるであろうことが想定されているのなら、「遺留分」に配慮しながら、遺言を書くことも一つの手だと思います。

遺留分とは相続人が相続する権利を最低限保証する制度です。
いずれにせよ、相続は少なからず問題が起き、最悪のケースだと争いに発展します。

相続が「争続」になるのです。

特に今回説明した3つのケースに当てはなるような状態なら少し考えてみたほうがいいかもしれません。

貴方の大事なご家族が争わないように、貴方の想いを綴ってみませんか?
それは「遺言」を書くことで実現できることかもしれません。
あなたの最後の大仕事になると思いますよ。

今日のJAZZ

ジャズメンには情緒的なプレイヤーと熱い演奏をするプレイヤーがいると思いますが、ピアニストのビル・エヴァンスとトランペッターのチェット・ベイカーの競演は情緒的な演奏をしっとりと聴かせてくれますね。
今日は二人の競演《I talk to the trees》を紹介します。
ちょっと疲れの出る夕方に聴くと癒されるのではないかと思います。

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毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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